競争の戦略とはハーバード・ビジネス・スクール教授であるM・E・ポーターの著書である。
ここでは、ビジネスにおいて競争相手はライバルだけでない事について、言及されている。
しかしながら、競争相手と戦うための知識ではなく、競争相手といかにして戦わず勝利するかについての知識だ。
ポーターの『競争の戦略』によると業界によって儲かるか儲からないかは、その業界の競争状況の違いである。
当たり前のことだが競争が激しい業界では儲からないが、競争のゆるい業界では黙っていても儲かるのだ。
例を挙げてみよう。
現在誰もが利用するコンビニ業界だが、ここに新規参入しようと新しいコンビニエンスストアを東京の真ん中に出店したらどうだろうか。創意工夫によってもしかしたら、最初のうちは客足も多くなる事があるかもしれない。
しかしながら、次期限界がくる。
なぜなら、現在大手コンビニ三社ではセントラルラボにてオリジナル商品を大量生産しより安価な価格で、より良い商品を全国で提供している。一方新規参入のコンビニエンスストアにはにはそのシステムがない。
どうやっても価格競争と商品クオリティーにおいて遅れをとってしまうのだ。